こんにちは、錦織です。

先日の社内ミーティングで、私たちのミッション・使命を
「すべての人に愛を みんなちょびっとずつ幸せに」
から
「となりの人から ちょびっとずつ幸せに」
に変更しました。

言っている意味は同じで、要はご縁をいただいた方にはお客様に限らず、協力業者さんとかビジネス交流会で仲良くなった人とか、私たちが知っている人みんながちょびっとずつ幸せになってくれたら嬉しいな、という願いです。

それで、いろいろ考えていくうちに、出会ったときが始まりでそこからお一人ずつ一社ずつちょびっとずつ幸せになっていただきたくて、お仕事をしている現状を振り返りました。

そこで腑に落ちたのが
「となりの人から ちょびっとずつ幸せに」
でした。

有名でもない、大きな会社でもない彩企画ですから、すぐそこにいる人からじっくり取り組んで、ちょびっとずつ幸せになってほしいです。

会社は生きている

時は少しさかのぼり、独立前の会社にいたころの話。
その会社には十数年お世話になりました。

会社って生きているんだなぁと思ったのはその時です。
はじめは2人ではじまった会社でしたので、人数が増えてからもしばらく経理・労務・総務・web全般を担当していました。

経理では毎月〆て、次月の売り上げ予定を見て社長に報告するのですが、おもしろいと思ったのはきれいにお金が入れかわることです。
今月入ったお金は次の月にきれいに支払いでなくなり、また新しいお金が入ってくる。

人間に例えると、1か月できれいに血液が入れかわるよう。

会社というのは存在している間は恒常的に存在しているけど、中身はどんどん新しくなっているんだなと思った記憶があります。

だから、人間と同じで会社も日々の成長や老化があり、それを実体感したはじめての経験がそれでした。
この日々の成長や老化を大別していくと、マーケティング的に言う各ステップになってくるのですね。

会社を人に例えると

ブランディングの勉強をしている中で、「会社を人に例えると」というくだりがありました。
彩企画は私が代表の会社なので、私の憧れの人を書きました。
ドラマ法医学教室の事件ファイルの二宮早紀教授(名取裕子さん)です。

プライベートではおちゃめでおっちょこちょいなところもあるのですが、仕事に真剣に向き合い決して妥協を許さず、追及していく。
仕事への信念は固く、知識と経験があり、行動には必ず根拠がある。
母であり、家族・息子を愛し、人生を積極的に楽しんでいる。

ドラマの二宮教授にはこんなイメージを持っています。
私もこうなりたいなぁと思って、彩企画の「会社を人に例えると」は二宮教授にしています。

体内を流れている血液は随時生産され、使って古くなったものは出て行って、人となりはこんな感じ。
屋号も人みたいになりますね。

会社の体温

会社の体温もいろいろな考え方があると思います。
ここでは、パーソナリティという視点で書きます。

会社というと、無機質とか事務的とかそんなイメージがあることがあると思います。
使ったお店や会社からハガキやDM等が送られてくるときも、大きい企業さんだと事務的だったり、テンプレートだったりします。

そこで会社の「人」が見えると安心します。
写真があれば、この人が書いているんだとか、直筆が入っていると手書きの温もりを感じたり。

会社さんによってはキャラクターを持って、キャラクターが語るという手法をとっているところもありますが、それでもそのキャラクターは擬人化しているものなので、親しみやすいですね。

そんなところから、SNSは「キャラクター」「人」が感じとりやすい媒体ということで、ビジネス利用も増えているのかなと思います。

 
何が言いたいかと言うと、会社の体温はその会社の人によってあたためられているということです。
小さい会社は社長のパーソナリティがその体温とニアリーイコールになることがほぼほぼですが、社員さんがいらっしゃる会社はその一人一人の社員さんの体温が会社の体温になっているということを感じます。

web制作でインタビューに行くと、お一人お一人の体温や雰囲気があります。
そして、それらが集合体となって、〇〇会社さんてこんな会社、というイメージが出来上がります。

私たちの仕事は、その会社さんの雰囲気をそのままwebでお伝えすることです。
だからふんわりした会社さんはふんわりするし、尖っている会社さんは尖るし、集合体ごとに個性があっておもしろいです。

社員さんがイキイキしている会社さんは個性が明確

今は情報がたくさんあふれ、選択肢が無限のようにある時代です。
そんな中、自分の会社を選んでもらうには機能・性能のメリットはもちろんのこと、「好き」になってもらわなくては買ってもらえません。

私の名前は〇〇です。
こんなことが仕事で得意です。
あんなことがプライベートで好きです。
あなたの〇〇な困りごとにきっとお役に立ちます。
好きになれそうだったら、ご連絡くださいね。

webで伝えていることはこんなラブレターです。

全然知らない相手からラブレターをもらっても気持ち悪いだけなので、きちんと自己紹介する必要があります。
その自己紹介で、イキイキした社員さんや社長さんが見えると、親近感を持ってくれる人が現れます。
そして、イキイキした社員さんたちが多い会社さんは、集合体として個性もイキイキしています。

ご縁をいただく会社さんの社員さんたちは、みなさんどこかキラキラしています。
これからも、そんな会社さんとご縁をいただき、ちょびっとずつ幸せになるためのお手伝いをしていきたいです。

「うちの会社はみんなどうなんだろう???」と思っている社長さんがいらしたら、みんなの声を聞いて改めて体温を寄せ合うと、あたたかい会社の体温につながるかもしれないですね。

 

この記事を書いた人



錦織綾

ブランドプランナー 錦織 綾
出身:千葉県千葉市
資格:ブランド・プランナー/産業カウンセラー
趣味:ピアノ、合気道

工務店・住宅業界に特化したWEB制作会社に15年勤務。ウェブディレクターとして500社以上の中小企業のホームページ制作の実績をもつ。特に、各企業のブランディングを行ったホームページ制作を得意としており、数多くの人材採用・顧客集客の成功事例を生み出している。