こんにちは、錦織です。
とっても嬉しいことがあったので、思わず書いてしまいます♪
お客様が私の父のことを通信に書いてくれました
まず、見てください!こちらの通信!
こちらの通信は、出会いはたぶん10年以上さかのぼると思うのですが、長いことホームページでお世話になっているS社長の個人通信です。
こちらに登場する『Nさんのお父さん』が私の父なんです!
どうして通信に登場することになったかというと、私のこんなFacebookの投稿からでした。
この投稿をS社長さんがご覧になって、こんなコメントも入れてくださいました。
私の父もそうですが当時の機械や技術の事を話し出すと止まりません。
普段は誰も聞いてくれないという現実もありますが。
ともあれ先人の思いや技術を受け継ぐことは大事だと思います。
私も生まれてからずっと木の香と機械音で育ちました。
あぁ、そうだ、木とプラスチックの香り、そこに混じる鉄っぽいにおい、
そして床も機械の回りも木やプラスチックのクズだらけ。
こちらのコメントを見て、そんなことを思い出しました。
父にも歴史がある
私がFacebookにこの投稿をした理由はこうです。
お客様の話を聴いていると、社長や会長さんの歴史を感じます。同時に根っこの意思を次世代の社長さんがしっかり受け継いで、さらによりよくしていこう、というエネルギーを感じます。
だから、web屋としてその意思とエネルギーをホームページというツールを使って伝えたいと思っています。
で、クライアント企業さんに関しては素直にそう思っているのですが、自分の実家、自分の親となるとどうも素直にいきません。
でも父が延々と話す機械のこと、機械すら手づくりすること、図面が0.3ミリずれていて困ったこと、、、
そんなことを聞いていたら、こうして稼いでくれたお金で育ったんだな、これはきっと大事なことだなと思ってFacebookにUPしました。
受け継ぐもの
私がFacebookで伝えたかったことは、こうして職人として稼いだお金で大人になれたことへの感謝、そして形は変わるかもしれないけれど職人の心意気は受け継いでいきたいなと思ったことです。
S社長はそこにとても共感してくださいました。
そして、個人通信にも書いてくださって、嬉しさ200倍です。
個人通信の最後はこんな文章で締めくくられています。
高度成長期を支えた日本の職人さんたちの技術や知識というものは、インターネット全盛の現在でも、なんとか大事にして、途切れさせないようにしたいなぁと改めて思いました。
S社長は建築を先代から受け継いでおられます。
現在は建材も既製品や工場で加工してくれるものが多くなっているそうですが、業界的にもぜひ残していってほしいなと思います。
そして、私は何を受け継ぐのか。
奇しくも?父の屋号は『錦デザインモデル』でした。
仕事は試作業(=モデリストとも言うらしい)で、おもちゃや、昔のテレビやオーディオなどの工業デザインをしてその試作品を作っていました。
つまり、父は『デザイン』と『試作品をつくる』という仕事をしていました。
なんか私の今の仕事と似てるなぁ。
私もヒアリングして『デザイン』して『ホームページをつくる』という仕事をしています。
うまく言葉にできないけれど、何かを受け継ぐことができそうです。
明日できることは今日やれ
子どものころは父は忙しくて、いつも実家敷地内の小さな工場にいました。
そんなに遊んだり、話をたくさんしたという記憶はありませんが、「明日できることは今日やれ」とよく言っていました。
この言葉は私に刷り込まれ、おかげでどうしても「今日やろう」と思って夜型になっているという悪循環に陥っています。。
それは蛇足として、父が近くで仕事をしていたことは、気づかぬうちに父の仕事の姿勢を見ていたということです。親の背中はちゃんと子どもは見えるんですね。
私も2人の男子がいる母親です。
彼らに私の背中がどう見えているかは分かりませんが、とにかくお客様のほうを向いて何したら喜んでくれるかなを常に考えて行動して、そんな姿を見せていきたいです。
S社長も、技術や知識だけでなく、そんなところも受け継いでいらっしゃるからこそ、通信を書いてくださったのかなと思います。
時代は移りゆきますので常に勉強して、新しいノウハウを手に入れていくと同時に、先人たちへの感謝と敬意も忘れずに、さらにこれを次世代に伝えていきたいです。
次に父に会うときは、こちらの通信を持参していきます。
S社長ありがとうございました。父も喜びます。