こんにちは!ズマペンです。
昨日は館山でブランディングミーティングのお手伝いをしてきました。
社内で使っている言葉の定義をしっかり固めている最中です。

もしいま、
・社内でコミュニケーションが取りづらい・・・
・意思の疎通がうまく図れない・・・
と感じている方がいらっしゃったら役立つ情報だと思います。

前回は、とにかく意味があいまいな言葉、定義したい言葉をたくさん出しました。
そして今回のブランディングミーティングでは、
3~4人の2チームに分かれてそれぞれで3つずつ言葉の定義を決めていくいきました。

同じ言葉でも人によって意味が違う

例えば、appleという言葉を聞いて、
あなたは何が思い浮かびますか?

とある人は、赤い果物
とある人は、世界的に有名なアメリカの企業

apple

人によって思い浮かぶ言葉は違っていると思います。
これが会社の中で普段使っている言葉でも同じことが言えます。

例えば、仕事のときに使っているかもしれない言葉で
『なるべく早く』これってどういう意味でしょうか?

数日以内?
数時間以内?
今やっている仕事より優先?
今の仕事が終わってから?

例えば、『お客様』

定義は?
どの地域の人?
どういった思考の人?
問い合わせしてきた人?

挙げていったらきりがないですね。

こういった言葉の定義を決めていくのがブランディングミーティングのひとつです。


 

ブランディングミーティングは人によって違うことを確かめ合える

昨日のブランディングミーティングで特に印象的だったことは、
同じ会社にいる人でも、立場や役割が違えば、
それぞれ持っている意味合いが違っている、ずれていることがあったこと。
その会社さんで使う「責任者」という言葉の意味が違っていたことです。

とある人は、約束を守ることを責任者の大切な要素だと考えていたり、
別の方は、自分の役割に責任をもって取り組むことを大切だと考えていたり、
違っていることをお互いに意見を伝えて話し合うことができました。

もちろん最終的に社内の言葉の意味を統一させてまとめることも大事ですが、
こういった話し合いの過程を通して、
自分が使っている言葉がほかの人にとっては意味が違うんだ!と認識したり、
体感することが大きな収穫だと思います。

人と自分は違う、違って当たり前、ここが違っているだけ、
そういった違いを認識して受け止めれば、
本当の意味で、別の意見を謙虚に受け入れられるのかなと思います。
どっちが良いも悪いなく、みんな正しいことを認めあう関係が大事ですね。


 

言葉の定義が決まれば意見が違ったときに立ち戻れる場所ができる

こんな風に言葉の定義が固まってさえいれば、
お互いに建設的に意見をぶつけ合うことができます。

もし意見が違っても、
『この会社の〇〇は、こういう意味だった』
と立ち返る場所になります。

そして、またみんなで同じ方向を向いて頑張るための指標になります。
皆さんの会社でも、意味が通じ合わないな~と感じたら、言葉の定義をみんなで考えてみてはいかがでしょうか。

あと、ひとつ大切なことが!
みんなで認め合いながら話し合うためには安全な場づくりがとても大切です。
自分の意見が否定されない、受け止めてもらえるなどの前提がないと、
経営層や発言力が強い人たちが一方的に決めていくだけの何の意味もないものになってしまいます。

みんなの腑に落ち感を持たせる!ぜひ意識しましょう。
それではまた。

この記事を書いた人



上級ウェブ解析士 水間 祐平

上級ウェブ解析士 水間 祐平
出身:千葉県千葉市
資格:上級ウェブ解析士/産業カウンセラー
趣味:映画鑑賞、スポーツ観戦、草野球

中小企業を専門に合計400サイト以上のホームページの運用・分析を担当。現在も常時100サイト以上のアクセス解析を行い、数値データから導き出す改善提案で、多くの成功事例を生み出している。また、企業のWeb・広報担当者向けにアクセス解析のセミナー研修を行っている。