こんにちは。
この記事の前のブログで弊社のweb解析士に「皆さん毎日ブログ書いてますか!?」とか書かれ、汗をかくわたくしです。

「頼まれごと」は「試されごと」といった言葉があります。
ホームページを作っていると”この人はパソコン全般に詳しいに違いない!”と思われ、パソコンまわりのことを聞かれたり、
「コンテンツ作るんだから、印刷もできるでしょ。やってよー」
「フォトシネマもできるよね♪」
「動画編集もお願い!」
といった頼まれごとで試されごとをいただくようになったのは、はて何年前くらいからでしょう。

これらは今でも受けなくはないですが、印刷はやっぱり得意ではないです。

しかし、ここのところそういったツールを作るお仕事ではないお仕事もいただくようになりました。

 
それは、ブランディング。
 

ブランディングというと、会社の考え方の骨格を作ってそれを理念をはじめとした言葉にしたり、ビジュアルや振る舞い・雰囲気などにしていく、といった流れですね。
 

今、ブランディングのミーティングの時間を持たせていただいている会社さんからこのような時間をいただくことになったのは、経営層の方の
「みんなで仲良く仕事がしたい!」
という心からの言葉でした。

言葉というよりも、私には心からの叫びに聞こえました。

そこで何ができるか考えた私は、そうだ、ブランディングならみんなにインタビューする機会がはじめにあるから、傾聴から始めて何かのお役に立てる!いや、絶対に役に立ちたい!と思いました。
そうして始めてみて、今4回目のミーティングが終わったところです。

この時間は、その会社のみなさんの人となりや、どんなことを考えて仕事をしているのかなどすごく伝わってくるのとともに、自分もファシリテーターとしてものすごく勉強になります。
まだミーティングは続きますが、みんなが納得して腑に落ちるところに落ち着けるよう、自分自身も勉強しながら進めていきます。

 「自分の言葉」で発信すると「伝わる」
それで、ちょっと気が付いたことがあります。
それは「自分の言葉」で発信すると「伝わる」ということ。

まず、どうしてここまで私がお役に立ちたいと思ったかというと、経営層の方の「みんなで仲良く仕事がしたい!」という言葉です。
繰り返しになりますが、私には心からの叫びとも思えました。
そして、その後は毎回みなさんがその方なりの想いや意見を発言されています。

これらの言葉は全部その人その人の「自分の言葉」です。
うわべの言葉でその場をやり過ごす方はいらっしゃいません。

自分の想い、自分で考えていること、自分が目指す方向性など、「自分の言葉」をしっかり伝えてくださるから、私もしっかりレシーブしたくなることに気が付きました。

逆もしかりです。
例えば、私は若いころから「動きがおかしい」とか「挙動不審」とかよく言われるのですが(→本人的にはけっこう気にしている)、それをあえて言ってみてファシリテートに臨んだところ、それを受け取っていただいて「挙動不審はあなたの強みです」とお声をいただいたこともそうだと思います。

 
本物の「自分の言葉」は、もしかしたら伝える相手によっては意味をなさないこともあるかもしれません。
例えば、明らかに価値観に相違がある場合。

でも、万人に好かれるなんて無理ですし、自分のまわりに味方をしてくれる人がいて、自分もその人たちの味方になって人生歩んでいけたら楽しいなぁと思います。

 
で、これってホームページのコンテンツも同じですね。
話が飛んでいると感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、「リアル」で自分の言葉で発するか、「web」で発するかの違いです。
ホームページやブログで、反響に結び付く要因として、「自分の言葉で書かれているか」がけっこうな割合を占めているのではないかと思います。

もちろん、文章の上手下手はあります。
でも、粗削りな文章でも、当たり障りのない平坦な美しい文章より、自らの言葉をつづったものは情景を想像できたり、人の心に何か伝わるものがあると思います。

中にはライターさんに依頼されている方もいらっしゃいますが、それはそれで全然ありだと考えます。
あるライターさんは、とあるご依頼に涙を流しながら文章を書かれたそうです。
私は、思い出し笑いしながら記事を書くこともあります。
ご本人でなくても書く人がその人に寄り添って書いた文章には、大袈裟かもしれませんが、魂が入る気がします。

要は、ざっくばらんな言葉を使うと「ネタ元は誰か」「ネタ元の人の想いは入っているか」ということが大事なんだなぁ、と考えます。

 
そして、ホームページやブログなどで、本物の「自分の言葉」を伝えても意味をなさないとか、むしろちょっと嫌われてしまう場合。
これはある意味ランチェスターで考えれば、全く気にする必要がないですよね。

そもそも人が万人に好かれるなんて無理なのですから、ホームページで万人受けを狙うのはナンセンス。
その会社さんに相思相愛なお客様ができることが、最も会社さんにもお客様にも幸せなこと。

 
実は自分自身が「ふだんあまり言わないけれど、こんな風になりたいとか、こんなことを考えてます」といった内容をブログに書くことは、はじめはちょっと怖い気持ちがありました。
こんなこと書いて嫌われちゃったらどうしよう。
勘違いしてない?とか、調子に乗ってるよなーとかって思われたら嫌だなぁ。

でも、上っ面の文章を書いたところで、おそらく自分も何も伝えようとしていないし、もちろんそんな姿勢なら何も伝わるわけがないです。
伝わる人に伝わればよいんです。

 
「自分の言葉」で発信すると「伝わる」ということ。

 
リアルな世界で本音を語ることと、webでしっかり自分の気持ちを語ることって手段は違うけど、同じことのように思います。

 
というわけで、更新はかなりのんびりですが、思ったことを今後も書いていこうと思います♪

今日も長々読んでいただいてありがとうございました( ̄^ ̄ゞ

この記事を書いた人



錦織綾

ブランドプランナー 錦織 綾
出身:千葉県千葉市
資格:ブランド・プランナー/産業カウンセラー
趣味:ピアノ、合気道

工務店・住宅業界に特化したWEB制作会社に15年勤務。ウェブディレクターとして500社以上の中小企業のホームページ制作の実績をもつ。特に、各企業のブランディングを行ったホームページ制作を得意としており、数多くの人材採用・顧客集客の成功事例を生み出している。